ミーハー心は永遠に。
WORKING FOREVERの西澤です。
たくさんのPR女子たちのあたたかいリレーコラムにエンパワーされた今年の夏。PRという仕事に対して、ピュアな気持ちで向き合って、悩みもがきながらも前進しつづける彼女たちのコラムを読み返しながら、わたしも久しぶりに何か書いてみようと思います。
おのおのが肌感覚で感じる、これから話題になりそう!、流行りそう!、それらを自由気ままに発言し合う「ミーハー会議」なるものを月一で行っています。
普段の生活の中で、それぞれがキャッチアップしたトレンドの兆し、時代の潮流を、楽しみながら共有しブレストし合う時間。もちろんAIの力も借りながら、それでもやっぱり、人間が自分の直感で感じる感覚にも、変わらぬ価値があり続けると思うのです。
「ミーハー会議」をしていると、何か面白いことはないか、と世の中を見渡し始め、アンテナの高い人たちと話そうとするコミュニケーションが生まれ、何気ない日常もキラキラしたものに見え始めてきます。PRという仕事をしていく中で、とても大切にしている時間でもあります。
「ミーハー」という言葉は一般的に「流行りもの好き」として使われていますが、わたしの中での「ミーハー」とは、「わくわくした気持ち」「新鮮な気持ち」「好奇心を忘れない気持ち」として捉えています。
新鮮な気持ちで新しい知識に出会おうとする気持ち、どんな世界にでも飛び出そうとする好奇心。そう、「ミーハー心よ永遠に!」。人間、いくつになっても、そんな心持ちで生きていきたいものです。「ミーハー会議」にはそうした願いが込められています。
▪想像力の源=お昼ごはん付きミーハー会議
時々、このミーハー会議をお昼ごはん付きで行うときがあります。
WORKING FOREVERは、人情と食の街・築地にあります。せっかくそんな素敵な街を拠点に活動しているのだから、食の時間を大切にしたいところ。ですが、慌ただしく毎日を送っていると、外食ばかりになってしまったり、あるいは食べる時間をとらなかったりと、めちゃくちゃなリズムで過ごしてしまいがちです。
美味しいごはんと、わくわくした気持ち、面白いことを探そうという好奇心こそが、想像力の源。大切だとわかっていても、忘れてしまいがちなその気持ちを思い出すために、どんなに忙しくても、また単なるお遊びのように見えても、お昼ごはん付きミーハー会議をわざわざやる意味はやっぱりあると思うのです。
▪料理がわたしを癒すから
料理をしている時間が好きです。多分それは、「無」の気持ちになれるから。
料理をしている時間が好き、というよりも、料理をしている時の自分の心の状態が好きなのかもしれません。
PRという仕事は、相手の気持ちやまわりの空気を読みながら、コミュニケーションしていく仕事。それはわたしが得意な部分でもあるけれど、一方で自分を疲弊させることも多いと感じています。
本当の自分はあまりしゃべりたくない、無口でいたい、そう思っているのに、仕事の現場でも、プライベートの時間でも、緊張しすぎたり、まわりの空気を読みすぎたりすると、そんな本心とは裏腹に、無駄にしゃべりすぎたりはしゃぎすぎたりする自分がいて、あとから自己嫌悪に陥ることがあります。
でも、料理をしている時間は、人や空気に気をつかわず、何か必要以上に話す必要もなく、その「無」の心境でいる自分が一番自分らしくて好きなのかもしれません。
そして、そんな風に何も力の入っていない無心の状態でいるときほど、思いもかけずに、温かい気持ちや言葉に出会えたり、はっとさせられることも多いのです。
「無」の気持ちでいることの尊さ。
料理をすることは、心と頭をゆるめて、立ち止まってみるからこそ見える風景や、思い出す感覚があるということを気づかせてくれるような気がしています。
10月にもお昼ごはん付きミーハー会議、開催します。
ミーハー心を忘れない皆様のお越しをお待ちしております!
※写真は春に撮影したものです。
Photo by Akiko Sugiyama
▪この記事を書いた人は・・・
西澤 朋子/TOMOKO NISHIZAWA
株式会社WORKING FOREVER 代表取締役/PRプランナー・ディレクター
埼玉県出身。国内・外資・大手PR代理店を経験後、2018年独立。企業や団体の広報・PR活動プランニングをはじめ、広報部の立ち上げや広報部員の育成も行う。企業とともに二人三脚で広報課題に取り組む。人と話す、社長と話すが信条。
「MY FAVORITE PR WOMAN(マイ フェイバリット ピーアール ウーマン)」は、ベテラン、中堅、新人etc…、さまざまな視点で広報・PRという仕事を考える、PR乙女たちによるリレー形式のPRお仕事コラムです。
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