“話す”だけじゃない、司会をして気づいた「伝える」というPRの本質
PRプランナーの前河です。かれこれ、WORKING FOREVERで働くようになって1年が経ちました。
少しずつ自分の役割やスタイルも見えてきた今日この頃。先日、いつもお世話になっているクライアント企業、ハイデイ日高のイベントで司会を務めさせていただく機会がありました。
今回は3社が関わるPRイベントということもあり、舞台裏では細かな調整が必要なことも多く、当日も気を張る場面がたくさんありました。けれど、だからこそ学ぶことも本当に多かったです。
「司会」と一言で言っても、ただ話すだけではなく、話しやすい雰囲気を作ること、話題を振るタイミング、話をまとめる一言など、見えない工夫が必要なのだと、あらためて気づかされました。
また、誰かの言葉を引き出すためには、その人のことをよく理解していることが何より大切です。今回は、日頃から関わらせていただいているハイデイ日高の青野社長だったからこそ、安心して話を振ったりと自然なトーンで会話ができたのだと思います。
実はこのイベントの冒頭では、私たちWORKING FOREVERで制作させていただいた青野社長の採用インタビュー動画も流していただきました。
動画のテーマは「Emotional(エモーショナル)」。
社会に出る前の不安な気持ちに寄り添えるような内容を目指して制作しました。
青野社長はアルバイトから入社された方です。動画では、社長ご自身が日高屋でアルバイトをしていた頃のお話や、「必ず見てくれている人はいる」という温かいメッセージをリアルな言葉で語ってくださっていて、私自身も心に残る動画になったなと感じています。
そして見どころは、なんといっても社長が実際に厨房でチャーハンを作るシーン!このシーンには、実はちょっとした裏話があります。以前西澤さんが取材の現場で、テレビ番組の撮影クルーの方たちから「チャーハンを作っているシーンを撮影したい」と、急な無茶ぶりをされた際に、青野社長が迷うことなく厨房に入り、スッと鍋を振ってチャーハンを作ってくださり、とても良いテレビオンエアにつながったという思い出があったそうです。
その姿に西澤さんはとても感動していて、「いつか絶対あの姿を映像に残したい」と、私たちにずっと言っていたんです。だからこそ、採用向けの動画制作を依頼された際に、「社長もみんなと同じ年齢の頃、悩んだりもがいたりした日々があったんだ」という点をどう表現するかということにこだわりました(動画には青野社長の若かりし日々の貴重写真も登場しています!)。
撮影の際も、カメラマンさんや広報の方々と協力しながら、関わる人みんなが、「いいものを作ろう、温かいものを作ろう」そう同じ気持ちで臨んだことで、ようやく撮影を終えた時には、「絶対にいいものができる!」と確信したのを覚えています。
社長の想いや企業の魅力を動画にし、多くの方々に向けて伝えることのできるツールとして形にできたことは、私たちにとっても特別な意味がある瞬間でした。
<楽しかった動画撮影中の一コマ>
動画制作も、イベントでの司会も、立場や手法は違っていても、その根っこには共通して「その人の思いをどう伝えるか」というテーマがあると感じています。
社長の想いや人柄を映像や言葉で引き出し、伝える。その過程の中で改めて、PRは商品だけでなく“人”を伝える仕事なんだと実感しました。そして、司会という表に立つ役割も、実は“縁の下の力持ち”。空気を読み、相手の魅力を自然に引き出すことも、PRの大切な一部なんだと思います。
まだまだ学ぶことばかりですが、今回の経験を通して、司会としても、PRプランナーとしても、もっと良い伝え手に成長していきたいと思いました。
この記事を書いた人は・・・
前河 星奈/SENA MAEKAWA
株式会社WORKING FOREVER PRプランナー・MC・SNSプランナー
福岡県出身。SNSを中心としたPRのプランニングをはじめ、イベントの司会やさまざまなPRの現場で修行&奮闘中!
「MY FAVORITE PR WOMAN(マイ フェイバリット ピーアール ウーマン)」は、ベテラン、中堅、新人etc…、さまざまな視点で広報・PRという仕事を考える、PR乙女たちによるリレー形式のPRお仕事コラムです。
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